
クラウド会計✖️記帳代行、
どんなメリットがある?
従来の記帳代行と違う?
こんにちは。税理士の城戸です。
今回は、そんな疑問を持たれている方向けの記事です。
クラウド会計を利用した場合の記帳代行のメリットについて、従来の記帳代行(インストール型会計ソフトを利用した場合の記帳代行)との違いにも触れながら解説します。
ぜひ、参考にしていただけるとうれしいです。

「記帳代行」自体は昔から
あるサポートの1つです。
事業者の有効な選択肢とな
っていますね。
【クラウド会計✖️記帳代行のメリット①】本業に集中できる。
まず、1つ目のメリットは「本業に集中できる」ということです。

この点は、従来の記帳代行
も同様です。記帳代行その
もののメリットですね。
記帳代行を利用することで、「記帳」に費やす時間と労力を「本業」のために使うことができます。
営業活動はもちろんのこと、お客様との関係づくり、商品・サービスの品質管理や開発、新規事業の構想など色々あるかと思います。
いずれにしても、自分(やスタッフ)にしかできないことに「より」集中することができるということです。
クラウド会計で「入力作業」などが楽になるとはいえ、「記帳」にはそれなりの知識も時間も労力も必要です。
「これって消費税の対象外?それとも非課税?」
「なんで、現金勘定がマイナスなんだろう?」
「この取引は、インボイス不要だったよね?」
「預金残高がズレてる、、、」
こうした悩みにぶつかるたびに、調べて、考えて、時間を費やしてしまう、、、。
時間も、考える力も、有限です。
ひとり社長の場合は、特に大きなメリットになります。

時間的コストや心理的コスト
も、コストですね。
【クラウド会計✖️記帳代行のメリット②】リアルタイムで会社の状況(会計の大枠)が確認できる。
2つ目のメリットは、「いつでも・どこでも・どのデバイスからでも、リアルタイムで会社の状況(会計の大枠)が確認できる」ということです。

これは、従来の記帳代行で
は難しい部分です。
クラウド会計だからこその
メリットですね。
クラウド会計とは、インターネット上で利用できる会計ソフトのこと。
インターネット環境さえあれば、いつでも・どこでも・どのデバイスからでも利用できるという点が大きな特徴です。
自宅でも事務所でも外出先でも。
パソコンでもスマホでもタブレットでも。
24時間365日、アクセス可能です。
さらに『自動仕訳機能』で、銀行口座やクレジットカード、AmazonやAirレジなどと連携することで取引明細が自動で取り込まれます。
取り込まれたデータは定期的に税理士がチェックし修正等することで、クラウド会計に反映されます。
つまり、「記帳」は任せつつも、いつでも・どこでも・どのデバイスからでも、リアルタイムで会社の状況(会計の大枠)が確認できるということです。

従来の記帳代行で確認できる
のは、“過去”の数字になりま
すね。
【クラウド会計✖️記帳代行のメリット③】経営判断もよりスピーディにできる。
3つ目のメリットは、「経営判断もよりスピーディにできる」ということです。
従来の記帳代行では、月末過ぎたら通帳記入して、領収書や請求書を整理して郵送、、、。
会計事務所が記帳を行い、試算表ができあがるのを待つというのが一般的です。
手元に試算表が届くまで1ヶ月かかることもあり、1ヶ月以上前の数字を見ながら面談を行うことも少なくありません。
一方、クラウド会計なら、銀行口座やクレジットカードなどと連携することで取引明細が自動で取り込まれます。請求書もクラウド会計上で作成・発行すれば、その内容に基づいた仕訳も自動で作成(提案)してくれます。

領収書もスマホで撮影し、
アップロードするだけで
すね。
税理士が随時チェック・修正することで、試算表の完成もスピーディになります。
また、税理士と「リアルタイムでデータ共有」できる点も大きなメリットです。
面談のタイミングを待たずとも、必要なときにその場で気になる点を相談することもできます。
いずれにしても、より“今”の数字をもとに面談・相談することで、「よりスピーディに、より的確な経営判断」を行うことができるということです。

データ連携すればするほど、
「資料の送付」という負担
も軽減されますね。
まとめ
今回は、『クラウド会計✖️記帳代行のメリットとは?これまでとどう違う?』について解説しました。
クラウド会計✖️記帳代行は、記帳を任せながらも、“今”の数字をある程度把握でき、経営判断にもスピード感を持たせることが可能です。
本業に集中できるというのも、大きなメリットですね。
特に、ひとり社長におすすめです。
ぜひ、参考にしていただけるとうれしいです。


このブログは、更新日時点における法令等に基づいて作成しています。